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内科 菅先生のドクタートーク |
ピロリ菌を治療しよう |
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内視鏡検査を受けられて、ピロリ菌が陽性と言われた方は治療(除菌)するかどうかを決めなくてはいけません。しかし日本人の半数の方が陽性ですから、全ての方が除菌した方が良いと言う訳ではありません。 | |
除菌対象の第一は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の方で、過形成性ポリープという赤いポリープのある方も除菌で消える可能性があります。また慢性胃炎だけでも、若い方で胃の自覚症状のある方は除菌を考えるべきです。 除菌する事により、胃炎の進行が止まり、胃がんになるリスクを減らす事ができると考えられます。高齢の方で慢性胃炎が出来上がっている方は、除菌により逆に胸焼けなどの症状が出現する可能性もありますので、専門医に相談された方が良いでしょう。 さて除菌治療の方法ですが、抗生物質2種類と胃酸の薬を1週間内服するだけで、下痢などの副作用に注意しなくてはいけませんが比較的簡単です。 残念ながら10人に1人くらいはこの方法で不成功となる可能性があります。(潰瘍や潰瘍瘢痕がなく、慢性胃炎だけやポリープだけの方は保険が使えませんので、自費治療になります。消化器専門の医療機関に相談して下さい。) |
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